「新NISAでS&P500を積み立てたい。eMAXIS SlimとSBI・V、どっちが自分に合う?」――そんな疑問に、はじめての方でも迷わないよう、やさしく比較します。難しい専門用語はできるだけ避け、判断材料だけをシンプルにまとめました。
目次
結論(最初に要点だけ)
- コスト最優先で「淡々と積立」なら:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)。
- VOO(バンガードETF)連動の安心感も重視するなら:SBI・V・S&P500。
- どちらも新NISAの「つみたて投資枠」対象で、長期のコア投資に向きます。
5軸の比較表
| 比較軸 | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | SBI・V・S&P500 |
|---|---|---|
| 1. コスト(信託報酬/実質) | 信託報酬:年0.0814%(税込)以内。実質コストは運用報告書で確認。 ※取得日を明記して比較を。 | 信託報酬:年0.0638%(税込)+投資対象ETF等の経費を含む実質約0.0938%程度(目論見書等)。 |
| 2. 連動方式/投資対象 | 米国株式に広く投資してS&P500(配当込み・円換算)連動をめざす。 | ファンドを通じて主にVanguard S&P 500 ETF(VOO)に投資し、指数連動をめざす。 |
| 3. 配当の扱い/課税 | ファンド内で原則再投資。米国源泉徴収などはファンド内で処理され、基準価額に反映。 | VOOの分配金はファンド内で再投資。同様に源泉徴収等はファンド内で処理され、基準価額に反映。 |
| 4. 新NISA「つみたて投資枠」 | 対象(金融庁リスト掲載)。 | 対象(金融庁リスト掲載)。 |
| 5. 使い勝手(積立/最小額など) | 主要ネット証券で毎月積立・少額購入に対応。クレカ積立も可(証券会社による)。 | 主要ネット証券で毎月積立・少額購入、クレカ積立のポイント還元訴求あり(証券会社による)。 |
※コスト・条件は各社の開示資料・販売画面の最新表記を必ずご確認ください。
※過去実績は将来の成果を保証しません。取得日・前提条件の明示が比較の鉄則です。
どちらを選ぶ?タイプ別の考え方
「コスト一点重視」で長期的にコツコツ資産を増やしたい人
同じS&P500に投資するなら、長期ではコスト差の積み上がりが効きます。
「迷ったら、より低コスト寄り」を合言葉に、eMAXIS Slimを主要な投資先として淡々と積み立てる選び方がおすすめです。
「VOOの実物ETF連動」も重視したい人
バンガードのVOOに実質連動する設計やブランドの安心感を評価するなら、SBI・Vを選ぶ理由になります。
一方で、実質コストは信託報酬+ETF経費の合算で見るのが正確です。
はじめての方向け:心構えの下準備4ステップ
- 生活防衛資金(6か月~12か月分)を別口座で確保。
- つみたて投資枠の月額を家計から逆算(例:3万円~10万円)。
- どちらか1本で開始(途中での乗り換えは年1回の見直し時に検討)。
- 比較や資産配分は前提条件・取得日を必ずメモ。
よくある質問
Q. 手数料は下がることはありますか?
A. 低コスト競争で引き下げ改定が行われることがあります。最新の「運用報告書」「目論見書」を確認しましょう。
Q. 為替リスクはありますか?
A. どちらも円換算のため為替の影響を受けます。長期では「時間分散」で急な為替変動の影響を慣らす発想が有効です。
Q. 分配金はもらえますか?
A. どちらもファンド内で再投資されるため、原則として分配金は受け取りません(基準価額に反映)。
公式の根拠リンク(ブックマーク推奨)
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)公式
- eMAXIS Slim:販売画面(手数料表記の確認用)
- SBI・Vシリーズ公式(特徴/クレカ積立)
- SBI・V・S&P500 目論見書(コストの内訳)
- SBI・V・S&P500 運用報告書
- 金融庁:つみたて投資枠 対象商品リスト(S&P500)
最終更新日:2025年11月4日